屋根カバー工法の流れと日数を徹底解説|施工工程から完了までの全ステップ
2026.09.17 (Thu) 更新
練馬区・板橋区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着・板橋区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『屋根カバー工法の流れと日数を徹底解説|施工工程から完了までの全ステップ』です。

屋根が劣化してきたけれど、葺き替え工事は費用が高そう…そんなお悩みをお持ちではありませんか?
屋根カバー工法は、既存の屋根を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねる工法です。
工期が短く、費用も抑えられることから、多くの住宅所有者に選ばれています。
しかし「実際にはどのくらいの日数がかかるのか」「どのような流れで進むのか」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、屋根カバー工法の全施工工程を詳しく解説し、工期の目安や工事が延びる要因についても紹介します。
目次
屋根カバー工法とは|基本的な仕組みと特徴

屋根カバー工法について、まずは基本的な理解を深めておきましょう。
この工法は、既存の屋根材を撤去せずに新しい屋根を重ねる方法で、別名「重ね葺き」とも呼ばれています。
既存の屋根が下地として機能するため、解体費用や廃材処分費がかからず、工期も短く済むのが大きな特徴です。
カバー工法と葺き替え工事の違い
屋根リフォームには、カバー工法と葺き替え工事の2つの主な方法があります。
葺き替え工事は既存の屋根を完全に撤去してから新しい屋根を施工するため、工期が長く(7~14日程度)、費用も高くなります(1㎡あたり12,000~20,000円)。
一方、カバー工法は既存屋根を活かすため、工期は短く(5~7日程度)、費用も抑えられます(1㎡あたり8,000~15,000円)。
ただし、既存の屋根が著しく傷んでいる場合や、屋根の勾配(傾き)が緩すぎる場合は、カバー工法が適用できないこともあります。
カバー工法に使われる屋根材
カバー工法で最も一般的に使用される屋根材は、ガルバリウム鋼板という金属屋根です。
ガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛でコーティングされた鋼板で、軽量で耐久性に優れ、錆びにくいという特性があります。
軽いため既存の屋根に負担をかけず、耐用年数も20~30年と長期的です。
また、金属屋根は断熱性や遮音性も高く、雨音を軽減できるメリットもあります。
屋根カバー工法の工期目安|実際にはどのくらい日数がかかるのか

屋根カバー工法の工期について、正確な目安を知ることは工事計画を立てる上で重要です。
一般的な30坪程度の戸建て住宅の場合、実際の作業日数は5~7日程度が目安とされています。
ただし、足場の設置と撤去を含めると、全体の工事期間は1~2週間程度になることが多いです。
工期が短い理由
カバー工法の工期が短い理由は、既存の屋根を撤去する必要がないからです。
葺き替え工事では、古い屋根材を剥がし、下地を整備し、廃材を処分するという工程が必要になり、これだけで数日かかります。
カバー工法では、既存の屋根の上に直接新しい屋根材を施工するため、これらの工程が不要です。
また、既存の屋根が下地として機能するため、新しい下地を作る手間も省けます。
このように工程が少ないことが、短工期を実現する大きな要因となっています。
工期が延びるケースと注意点
一般的には5~7日程度の工期ですが、以下のような場合は工期が延びる可能性があります。
まず、天候の影響が大きいです。
雨の日は屋根工事ができないため、雨が続くと工期が延びます。
また、屋根の面積が大きい場合や、複雑な形状の屋根の場合も、施工に時間がかかります。
さらに、既存の屋根の状態が想定より悪い場合、補修が必要になり、工期が延びることもあります。
工事前の現地調査で、正確な工期を見積もることが大切です。
屋根カバー工法の施工工程|8つのステップで完全解説

屋根カバー工法の全体的な流れを、具体的な施工工程に沿って説明します。
各ステップを理解することで、工事がどのように進むのか、より明確にイメージできるようになります。
ステップ1:現地調査と見積もり
工事の最初のステップは、現地調査です。
業者が実際に現地を訪問し、屋根の状態、面積、勾配、既存の屋根材の種類などを詳しく確認します。
この調査で、カバー工法が適用可能かどうかを判断します。
特に重要なのが屋根の勾配で、金属屋根(横葺き)の場合、2.5寸勾配以上が必要です。
また、既存の屋根が著しく劣化していないか、雨漏りがないかなども確認されます。
調査結果に基づいて、正確な見積もりが作成されます。
ステップ2:足場の設置(1日目)
実際の工事が始まると、まず足場を組み立てます。
足場は、職人が安全に作業するために必要な仮設構造物です。
足場の設置には、通常1日かかります。
足場がしっかり組まれていることは、工事の安全性と品質を確保する上で非常に重要です。
足場の設置と同時に、飛散防止ネットも張られ、工事中に屋根材などが飛び散るのを防ぎます。
ステップ3:既存板金の撤去と下地確認(1~2日目)
足場の設置が完了したら、既存の棟板金(むねばんきん)や雪止め金具などを撤去します。
棟板金とは、屋根の頂上部分に取り付けられた金属板で、雨水の侵入を防ぐ役割を果たしています。
この撤去作業と同時に、既存の屋根の下地状態を詳しく確認します。
想定外の劣化が見つかった場合は、補修が必要になることもあります。
この段階での正確な診断が、後の工事の品質を左右します。
ステップ4:防水シート(ルーフィング)の施工(2~3日目)
既存の屋根の上に、防水シート(ルーフィング)を敷きます。
防水シートは、新しい屋根材の下に敷かれる防水層で、万が一屋根材の隙間から雨水が入ってきても、建物内部に浸透するのを防ぎます。
透湿防水シートという、湿気は逃がすが水は通さない特殊なシートが使われることが多いです。
このシートは、屋根全体に隙間なく敷かれ、重ねしろ(重なり部分)も適切に確保されます。
防水シートの施工品質は、長期的な雨漏り防止に直結するため、丁寧な施工が求められます。
ステップ5:軒先水切りと唐草の取り付け(3日目)
防水シートの施工が完了したら、軒先水切りや唐草(からくさ)といった部材を取り付けます。
軒先水切りは、屋根の軒先(建物の端)に取り付けられる部材で、雨水を適切に流す役割を果たします。
唐草は、屋根と外壁の境目に取り付けられる部材で、雨水の侵入を防ぎます。
これらの部材の取り付けは、屋根全体の防水性能を確保する上で重要な工程です。
ステップ6:新しい屋根材の施工(4~6日目)
いよいよ新しい屋根材(ガルバリウム鋼板など)を施工します。
屋根材は、軒先から棟(屋根の頂上)に向かって、下から上へ順番に張られていきます。
各屋根材は、釘やビスで既存の屋根に固定されます。
屋根材同士の重ねしろも、雨水が流れ込まないよう適切に確保されます。
この工程が、カバー工法全体の中で最も時間がかかる部分です。
屋根の面積が大きいほど、また複雑な形状ほど、時間がかかります。
ステップ7:棟板金と貫板の取り付け(6~7日目)
新しい屋根材の施工が完了したら、屋根の頂上部分に棟板金を取り付けます。
その前に、貫板(ぬきいた)という下地材を取り付けます。
貫板は、棟板金を固定するための下地となる木製の部材です。
棟板金は、屋根の頂上から雨水が侵入するのを防ぐ重要な部材です。
棟板金の取り付けが完了したら、コーキング処理(シーリング)を施して、さらに防水性を高めます。
ステップ8:足場の撤去と最終確認(7日目)
全ての屋根工事が完了したら、足場を撤去します。
足場の撤去には、通常1日かかります。
足場撤去後は、工事全体の最終確認が行われます。
屋根材の施工状況、棟板金の取り付け状況、防水処理の状況などが、細かくチェックされます。
問題がなければ、工事は完了です。
屋根カバー工法のメリット|なぜ選ばれるのか

屋根カバー工法が多くの住宅所有者に選ばれている理由は、複数のメリットがあるからです。
以下に、主なメリットをまとめました。
- 費用が安い:既存の屋根を撤去しないため、解体費用や廃材処分費がかかりません。葺き替え工事と比べて、30~40%程度費用を抑えられます。
- 工期が短い:撤去工程がないため、工期が短く済みます。葺き替え工事の半分以下の期間で完了することが多いです。
- 断熱性が向上する:新しい屋根材と既存の屋根の間に空気層ができるため、断熱性が向上し、夏は涼しく、冬は暖かくなります。
- 遮音性が向上する:二重構造になることで、雨音などの外部音が軽減されます。
- 既存の屋根を活かせる:既存の屋根が下地として機能するため、構造材へのダメージが少なくて済みます。
屋根カバー工法のデメリット|注意すべき点

メリットが多い屋根カバー工法ですが、デメリットや注意点もあります。
工事を検討する際には、これらの点も十分に理解しておくことが大切です。
- 屋根が重くなる:既存の屋根の上に新しい屋根を重ねるため、屋根全体の重量が増します。耐震性に不安がある場合は、事前に構造計算が必要です。
- 次のメンテナンスが限定される:一度カバー工法をした屋根は、次のメンテナンス時に葺き替え工事を選ぶしかありません。再度カバー工法をすることはできません。
- 既存の屋根が傷んでいると適用できない:既存の屋根が著しく劣化している場合や、雨漏りがある場合は、カバー工法が適用できず、葺き替え工事が必要になります。
- 屋根の勾配に制限がある:金属屋根の場合、2.5寸勾配以上が必要です。勾配が緩い屋根には適用できません。
- 太陽光パネルの設置が難しくなる:屋根が高くなるため、既存の太陽光パネルが使えなくなる可能性があります。
屋根カバー工法の費用相場|予算計画の目安

屋根カバー工法の費用は、屋根の面積や使用する屋根材によって異なります。
一般的な30坪程度の戸建て住宅の場合、費用相場は以下の通りです。
費用の内訳
屋根カバー工法の費用は、大きく以下の項目に分かれます。
まず、足場代が15~20万円程度かかります。
屋根材の費用は、1㎡あたり8,000~15,000円で、屋根全体では80~150万円程度が目安です。
防水シートやその他の部材費が10~20万円程度、職人の施工費が30~50万円程度かかります。
合計すると、全体で80~150万円程度が相場となります。
ただし、屋根の形状が複雑な場合や、既存の屋根の補修が必要な場合は、費用が増加することもあります。
費用を抑えるコツ
屋根カバー工法の費用を少しでも抑えたい場合は、以下のポイントを参考にしてください。
複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
また、屋根工事と外壁塗装を同時に行うことで、足場代を節約できます。
さらに、自治体の補助金制度を活用できないか確認することも大切です。
多くの自治体では、屋根リフォームに対する補助金制度を設けています。
屋根カバー工法で失敗しないための業者選びのポイント

屋根カバー工法の成功は、業者選びにかかっていると言っても過言ではありません。
信頼できる業者を選ぶために、以下のポイントをチェックしましょう。
業者選びの5つのチェックポイント
屋根工事は、施工技術が品質に大きく影響する工事です。
以下の5つのポイントを参考に、信頼できる業者を選んでください。
- 実績と経験が豊富か:屋根カバー工法の施工実績が多い業者を選びましょう。施工事例や口コミを確認することが大切です。
- 現地調査が丁寧か:見積もり前に、丁寧な現地調査を行う業者は信頼できます。屋根の状態を正確に診断できる業者を選びましょう。
- 説明が分かりやすいか:工事内容や費用について、分かりやすく説明してくれる業者を選びましょう。初心者にも丁寧に説明してくれることが重要です。
- 保証やアフターサービスが充実しているか:工事後のトラブルに対応してくれる保証制度やアフターサービスが充実している業者を選びましょう。
- 見積もりが詳細か:費用の内訳が詳しく記載された見積もりを提示する業者は、信頼できます。曖昧な見積もりは避けましょう。
屋根カバー工法の施工事例|実際の工事の流れ

屋根カバー工法の施工がどのように進むのか、実際の事例を通じてイメージしやすくしましょう。
一般的な30坪の戸建て住宅での施工例を紹介します。
施工事例:スレート屋根からガルバリウム屋根へのカバー工法
既存の屋根がスレート屋根(セメント系の薄い板状の屋根材)の場合、ガルバリウム鋼板でカバー工法を行うことが一般的です。
この場合、工期は5~7日程度が目安です。
1日目は足場の設置、2日目は既存板金の撤去と下地確認、3日目は防水シートの施工、4~5日目は屋根材の施工、6日目は棟板金の取り付け、7日目は足場の撤去という流れになります。
既存の屋根が比較的良好な状態であれば、この工期で完了することが多いです。
ただし、雨が続いた場合や、予期しない補修が必要になった場合は、工期が延びることもあります。
屋根カバー工法で後悔しないために|よくある失敗例と対策

屋根カバー工法で後悔する人も存在します。
よくある失敗例と、それを防ぐための対策を紹介します。
失敗例1:屋根の勾配がカバー工法に適さなかった
屋根の勾配が緩すぎる場合、金属屋根(横葺き)でのカバー工法は適用できません。
2.5寸勾配未満の屋根に横葺き屋根を施工すると、雨水が適切に流れず、雨漏りの原因になります。
この失敗を防ぐには、工事前の現地調査で屋根の勾配を正確に測定し、カバー工法が適用可能かどうかを確認することが重要です。
失敗例2:防水シートの施工が不十分だった
防水シートの施工が雑だと、後々雨漏りが発生する可能性があります。
防水シートは、屋根全体に隙間なく敷かれ、重ねしろも適切に確保される必要があります。
この失敗を防ぐには、施工中の様子を確認し、丁寧な施工を行う業者を選ぶことが大切です。
失敗例3:既存の屋根の劣化を見落とした
既存の屋根が想定より劣化していた場合、補修が必要になり、費用が増加することがあります。
また、劣化が著しい場合は、カバー工法ではなく葺き替え工事が必要になることもあります。
この失敗を防ぐには、工事前の現地調査で既存の屋根の状態を詳しく確認し、正確な診断を受けることが重要です。
屋根カバー工法の流れと日数を理解して安心の工事を

屋根カバー工法は、既存の屋根を活かしながら、短期間で費用を抑えて屋根をリフォームできる優れた工法です。
工期は一般的に5~7日程度で、足場の設置と撤去を含めても1~2週間程度で完了します。
施工工程は、現地調査から足場設置、既存板金の撤去、防水シートの施工、屋根材の施工、棟板金の取り付け、足場撤去という8つのステップで構成されています。
工期が延びる可能性もあるため、天候や既存の屋根の状態を考慮した余裕のあるスケジュール計画が大切です。
何より重要なのは、信頼できる業者を選ぶことです。
丁寧な現地調査、分かりやすい説明、充実した保証制度を備えた業者に依頼することで、安心した工事を実現できます。
おひさま美装にご相談ください
屋根カバー工法についてのご質問や、工事のご依頼は、ぜひおひさま美装にお気軽にご相談ください。
株式会社ジューテクノ(屋号:おひさま美装)は、2011年の創業以来、東京都練馬区・板橋区を中心に、多くの屋根工事を手がけてきました。
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