屋根カバー工事って大丈夫?気になるデメリットとその対策を徹底解説!
2025.07.17 (Thu) 更新
練馬区案&板橋区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区案&板橋区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『屋根カバー工事って大丈夫?気になるデメリットとその対策を徹底解説!』です。
最近よく耳にするようになった「屋根カバー工事」。屋根のメンテナンス方法の1つとして人気が高まっており、特にスレート屋根のお住まいの方には選択肢として有力になっています。
「でも、カバーって…上に重ねるだけ?」「雨漏りしないの?」「家に負担はかからないの?」
といった不安の声もよく聞かれます。
今回は、そんな不安を少しでも解消していただくために、屋根カバー工事の仕組みからメリット・デメリット、そして注意点や対策までを丁寧にご紹介していきます!
屋根は早めの補修や定期点検を行うことで、雨漏りなどの大きなトラブルを防ぐことができます◎
「屋根のメンテナンスを行いたいけど不安だな・・・」と感じている方の不安が少しでも解消していただければ幸いです!!!
目次
そもそも屋根カバー工事とは?
まずは「屋根カバー工事ってなに?」というところから簡単にお話ししましょう。
屋根カバー工法とは、既存の屋根の上に新しい屋根材をかぶせるように施工する方法です。
古い屋根をそのままにし、新しいルーフィング(防水シート)と屋根材で包み込むように重ねるため「屋根カバー」と呼ばれます。
この方法は、撤去費用や廃材処分の手間がかからず、工期も短縮できるうえに、環境にもやさしいという特徴があります。
特に使われることが多いのは「ガルバリウム鋼板」という軽くて耐久性のある屋根材です!!!
これを使うことで、屋根が二重になっても家にかかる負担が最小限に抑えられるのも人気の理由です。
屋根カバー工事の気になるデメリットとは?
「屋根カバー工事にはメリットがたくさん」と言われても、やっぱり気になるのがデメリット。
ここでは代表的なデメリットを6つご紹介しますが、「どうしたら安心して施工できるか」も一緒にお伝えしますのでご安心ください。
① 屋根が重くなるのでは?
確かに、既存の屋根の上にもう一層屋根をのせるため、重くなります。
ですが、使われるガルバリウム鋼板の重さは非常に軽量で、1㎡あたり約5kg。
屋根全体(100㎡)で見ても約500kg程度です。さらにルーフィングを加えても合計620kgほど。
日本瓦などと比べると、同じ面積で約5000kgにもなることもあり、それと比べると格段に軽く、建物への負担はごくわずか。構造的な問題がなければ、心配はいりません。
② 屋根の下地が傷んでいたらNG
カバー工事では、既存の屋根の下地(野地板)に新しい屋根材を固定します。
そのため、下地が腐食や劣化していると施工できません。
しかし、事前に点検を行えば下地の状態は確認できます。
部分的な劣化であれば、その部分だけ補修してからカバー工事を行うことも可能です。
プロの業者にしっかり診断してもらえば、リスクは最小限に抑えられます。
③ 屋根内部までメンテナンスできない
カバー工法では、あくまで「屋根表面」の補修となるため、垂木や野地板など屋根の骨組みの内部までは触れられません。
そのため、長年メンテナンスをしておらず雨漏りの心配がある場合は、先に屋根裏点検や湿気対策をしっかり行うことが大切です。
「棟換気」と呼ばれる換気システムを組み合わせることで、屋根内部の湿気対策も可能になります。
④ 部分的な修理がしづらい
ガルバリウム鋼板のような金属屋根材は、一体型の設計になっているため、一部の補修だけを行うのが難しいという側面があります。
万が一の破損や災害時には「一面ごとの交換」が必要になるケースもありますが、これは施工の丁寧さやアフターフォローの充実した業者を選ぶことで予防できるポイントです。
⑤ 経験豊富な職人が少ない?
カバー工法は、屋根の上に施工するという点では単純に思えるかもしれませんが、実は高い技術が求められる作業です。
雨仕舞いや板金処理など、職人の腕で仕上がりが大きく変わるため、「カバー工法に精通した実績豊富な業者」を選ぶことがとても重要です。
見積もり段階で施工実績の確認や施工方法の説明を丁寧にしてくれる業者は信頼できます。
⑥ 費用は塗装より高め
屋根のメンテナンスといえば「塗装」を思い浮かべる方も多いと思います。
確かに塗装は比較的安価で済みます。
ただし、屋根塗装は表面の保護にとどまり、防水紙までは手が届きません。
一方、カバー工事は防水紙から新しくするので、長期的な耐久性・防水性の面では圧倒的に安心です。
一度の費用は塗装より高め(約1.5~2倍)ですが、メンテナンス頻度を減らせる分、長い目で見るとコストパフォーマンスは良好です。
得に屋根の補修を行うことで、よりコストパフォーマンスが高まることができます!
屋根葺き替え工事という選択肢も
もし、屋根カバー工法のデメリットがどうしても気になるという場合には、「屋根葺き替え工事」という選択肢もあります。
葺き替え工事では、既存の屋根材とルーフィングをすべて撤去し、下地から新しくするため、屋根全体を完全にリセットできます。
・屋根下地の状態をしっかり確認したい
・雨漏りがすでに発生している
・屋根を少しでも軽くしたい
といった方には、葺き替え工事が向いています。
ただし、撤去や廃材処理などの工程が増えるため、費用はカバー工法より高くなります。
その分、下地の防水シートから施工しているために耐久年数はかなり期待できます!!
新しい屋根になるような感じになりますので、コストよりも耐久性や、劣化がすでに気になる方、雨漏りなどの大きなトラブルが起きていてお悩みの方がおりましたら、屋根カバー工事よりも屋根改修工事をお勧めします!!
まとめ:デメリットを知れば不安は減らせる!
ここまで読んで、「屋根カバー工法ってやっぱり不安…」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
でも大丈夫です。カバー工法は、正しく施工されれば、非常に優れたメンテナンス方法です。しかも、廃材を出さず、工期も短く、長期間安心できる耐久性も魅力。
デメリットをしっかり理解し、信頼できる業者を選べば、決して怖い工法ではありません。むしろ、家と家族を長く守る心強い味方になるはずです!
屋根のことで気になることがあれば、まずは無料点検や見積もりを依頼して、今のお住まいの状態をしっかり把握することから始めましょう。屋根は見えない部分だからこそ、早め早めの対応が大切です!
安心できる屋根リフォームの第一歩は、「知ること」から。
不安を取り除き、安心して屋根カバー工事に臨めるよう、ぜひこの記事を参考にしてくださいね!