ガルバリウム屋根の遮熱性について大解説◎◎
2025.04.14 (Mon) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさま美ルーフ ブログ更新担当です。
今回は『ガルバリウム屋根の遮熱性について大解説◎◎』です。
「なんだか最近、室内がやたらと暑い気がする…」「もしかしてこの暑さ、屋根のせい?」そう思ったことはありませんか?
とくに、近年人気の高い「ガルバリウム屋根」を採用しているお宅で、室内の暑さを感じるケースが増えているようです。
今回は、そんな「ガルバリウム屋根は暑いのか?」という疑問にお答えしながら、屋根の遮熱性や、暑さ対策についてわかりやすくご紹介していきます。
目次
そもそもガルバリウム屋根とは?
ガルバリウム屋根は、アルミニウムと亜鉛の合金でメッキされた鋼板で作られた屋根材です。
軽量でサビにも強く、耐久性に優れているため、戸建て住宅の屋根材として人気があります。
また、デザイン性も高く、シンプルでスタイリッシュな外観に仕上がることから、モダンな住宅との相性も抜群。
さまざまなカラーバリエーションも選べるのが魅力です。
しかし一方で、「金属製の屋根」ということで、熱を伝えやすく、夏の暑さがこもりやすいという弱点もあります。
ガルバリウム屋根は熱を通しやすい?
はい、実際にガルバリウム屋根は金属素材であるため、熱を通しやすい性質を持っています。
夏の日差しを浴び続けると、屋根表面は高温になり、その熱が屋根裏を通じて室内にまで伝わってしまうのです。
この「熱の伝わりやすさ」が、ガルバリウム屋根が“暑い”と感じられる理由のひとつです。
遮熱性ってなに?屋根の性能に大きく関係!
ここでよく耳にする「遮熱性」という言葉について少し説明しておきましょう。
遮熱性とは、太陽からの赤外線(熱)を反射し、建物内部に熱が侵入するのを防ぐ性能のことです。
遮熱性の高い屋根材であれば、直射日光を浴びても屋根が高温になりにくく、結果的に室内温度の上昇も抑えることができます。
残念ながら、ガルバリウム屋根はこの遮熱性があまり高くありません。
ただし、最近では「遮熱塗料」を施したガルバリウム屋根材も登場しており、通常のタイプと比べてかなりの温度差が出ることもあるのです。
ガルバリウム屋根と断熱性の関係
もうひとつ注目したいのが「断熱性」です。
遮熱性が“熱を入れない”性能だとすれば、断熱性は“一度入った熱を伝えない”性能のこと。断熱材がしっかり入っていれば、屋根裏から室内へと熱が伝わるのを防いでくれます。
ガルバリウム屋根は単体では断熱性も低めですが、断熱材一体型のガルバリウム屋根を選んだり、屋根裏に断熱材を追加したりすることで、かなり快適な空間に近づけることができます。
すでにガルバリウム屋根を使っている家はどうする?
「もうすでにガルバリウム屋根の家に住んでいるけど、暑くて仕方がない…」
そんな方も安心してください。既存のガルバリウム屋根にも、遮熱性を後からプラスすることは可能です。
もっとも一般的な方法は「遮熱塗装」です。遮熱塗料を屋根に塗ることで、太陽光の熱を反射しやすくなり、屋根の温度が大きく下がります。
実際に、遮熱塗装で10度以上の温度差が出たという例もあるため、暑さ対策には非常に効果的なリフォームです。
ガルバリウム屋根の遮熱リフォームってどうやるの?
ガルバリウム屋根の遮熱リフォームにはいくつかの方法があります。代表的なものを紹介します。
1. 遮熱塗装
先述した通り、最もコストパフォーマンスの良い方法です。
表面に遮熱性のある塗料を塗ることで、太陽の熱を反射。外観もキレイになるので一石二鳥です。
2. 屋根裏の断熱材追加
屋根の内側(屋根裏)に断熱材を入れることで、室内に熱が伝わりにくくなります。
こちらは屋根材には手を加えないため、屋根の見た目を変えずに快適さをアップできます。
3. 断熱一体型ガルバリウム屋根への葺き替え
大がかりにはなりますが、根本的な改善を目指すなら、断熱材が一体になった屋根材へ交換する方法もあります。
費用はかかりますが、長期的に見ると光熱費削減にもつながるかもしれません。
暑さが気になるなら、まずは屋根の点検を!
もし夏になると毎年暑くてたまらないと感じているのであれば、いちど屋根の専門業者に相談してみるのがおすすめです。
屋根の点検では、現在の屋根材の状態だけでなく、断熱・遮熱の状況もチェックしてもらえます。
放置していても暑さは改善しませんし、屋根の劣化が進むと雨漏りの原因にもなりかねません。
今ある屋根をうまく活かしながら、快適な住まいづくりを目指してみてはいかがでしょうか?
まとめ|ガルバリウム屋根の暑さ対策はできる!
ガルバリウム屋根は、見た目も美しく、耐久性にも優れたすばらしい屋根材です。
しかしその反面、遮熱性や断熱性はやや低めで、暑さを感じやすいという弱点もあります。
ただし、遮熱塗装や断熱材の導入など、リフォームによってその弱点を補うことは可能です。
「この暑さ、屋根のせいかも?」と感じたら、屋根の点検と対策をぜひ検討してみてください。