セメント瓦はメンテナンスが必要?
2025.04.01 (Tue) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさま美ルーフ ブログ更新担当です。
今回は『セメント瓦はメンテナンスが必要?』です。
目次
セメント瓦は塗装が必要?塗装の重要性と最適なタイミングを解説!
「うちの屋根、セメント瓦だけど塗装って必要なの?」
こんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
セメント瓦は一般的に塗装が必要な屋根材です。
しかし、塗装のタイミングや必要性を正しく理解していないと、劣化が進んでしまい、最悪の場合、葺き替え(屋根全体を張り替える工事)が必要になることも。
そこでこの記事では、
✔ セメント瓦に塗装が必要な理由
✔ メンテナンスが必要なタイミング
✔ 塗装しないとどうなるのか
✔ 葺き替えが必要な場合
について詳しく解説します!
セメント瓦に塗装が必要な理由
セメント瓦は、その名の通りセメントと砂を原料に作られています。
そのままでは防水性がなく、工場出荷時に塗装が施されています。
しかし、年月が経つと塗装が剥がれ、次第に劣化が進んでしまいます。
塗装が剥がれたまま放置すると、雨水が瓦に染み込みやすくなり、以下のようなリスクが発生します。
✔ 瓦の強度が低下し、ひび割れしやすくなる
✔ カビ・コケが発生し、美観が損なわれる
✔ 瓦の寿命が短くなり、最悪の場合、葺き替えが必要になる
塗装を定期的に行うことで、セメント瓦を保護し、耐久性を高めることができます。
セメント瓦の塗装メンテナンスが必要なタイミング
セメント瓦は、次のようなタイミングで塗装を検討すると良いでしょう。
築後約10年が目安
一般的に、セメント瓦の塗装は築後10年が理想的なタイミングです。
塗装の効果は約10〜15年程度持続するとされていますが、15年を過ぎると劣化が進みやすくなります。
🌟10年を目安に点検を行い、必要に応じて塗装を検討する
🌟15年を超えている場合は、早めにメンテナンスをする
劣化症状が出たら早めに対応
築10年以内でも、屋根に以下のような劣化症状が見られたら、早めの塗装が必要です。
🌟 色あせや変色が目立つ
🌟 表面がざらついている
🌟カビやコケが発生している
🌟ひび割れが見られる
劣化が進むと、塗装だけでは対応できなくなり、葺き替えが必要になることもあります。
劣化症状が軽いうちに対処しましょう。
セメント瓦を塗装しないと起こる劣化症状
セメント瓦の塗装を怠ると、次のような劣化症状が現れます。
色あせ・変色
セメント瓦は、紫外線や風雨の影響を受け、時間とともに色あせや変色が起こります。
- 美観が損なわれる
- 水分を吸収しやすくなり、ひび割れやコケの発生につながる
色あせは劣化の初期症状なので、早めの点検・塗装をおすすめします。
カビ・コケの発生
防水性が失われた瓦は、雨水を吸収しやすくなり、カビやコケが発生しやすくなります。
- 屋根の強度が低下し、さらに劣化が進む
- 瓦の内部にカビが侵入すると、修復が難しくなる
カビやコケは、放置すると広がっていくため、見つけたらすぐに対応しましょう。
ひび割れ・欠損
塗膜が劣化すると、瓦が雨水を吸収し、乾燥と膨張を繰り返すことでひび割れが発生します。
- 瓦が割れてしまうと、雨漏りの原因になる
- 割れた瓦が落下し、事故につながる可能性も💦
ひび割れが発生すると、塗装だけでは対処できなくなるため、早めのメンテナンスが重要です
塗装ではなく葺き替えが必要な場合
色あせや変色などの初期の劣化であれば、塗装でメンテナンス可能ですが、次のような場合は「葺き替え工事」を検討する必要があります。
劣化が激しい場合
- 瓦に大きなひび割れや欠損がある
- すでに雨漏りが発生している
- 台風や地震で瓦が損傷している
このような場合、塗装では対応できず、葺き替えが必要になります。
施工から20〜30年経過している場合
- 瓦の耐用年数(30〜40年)が近づいている
- 瓦の下にある防水紙も劣化している
- セメント瓦の製造メーカーが減少し、入手が難しくなっている
葺き替えをする場合は、セメント瓦ではなく、軽量で耐久性の高い「ガルバリウム鋼板」や「エスジーエル鋼板」などの金属屋根を選ぶのが一般的です。
まとめ:セメント瓦の塗装は適切なタイミングで!
セメント瓦は、築10年を目安に塗装が必要です。
色あせや変色などの劣化症状が現れたら、早めにメンテナンスを行いましょう。
✅10年ごとに塗装を検討する
✅色あせ・カビ・ひび割れが見られたら、早めの対応を
✅ 20〜30年経過したら葺き替えも視野に入れる
屋根は住まいを守る大切な部分です。
適切なタイミングでメンテナンスを行い、安心して暮らせる住環境を維持しましょう!