屋根塗装工事は必要ないの!?なぜそう言われているのか
2025.06.27 (Fri) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『屋根塗装工事は必要ないの!?なぜそう言われているのか』です。
「屋根塗装って本当に必要なの?」「うちはしなくても大丈夫って聞いたけど…」
屋根リフォームを検討していると、こんな疑問にぶつかる方も多いのではないでしょうか。
特に最近では、「スレート屋根には塗装が不要」といった情報も見かけます。
では、本当に屋根塗装はしなくてもいいのでしょうか?
今回は、屋根塗装が不要と言われる理由や、実際に塗装が効果的なケース、そして費用相場まで、分かりやすく解説していきます!
目次
「屋根塗装は不要」と言われる理由
そもそも「屋根塗装は不要」と言われるのは、ある時期に作られたスレート屋根材の特性が影響しています。
1996年から2008年にかけて製造された初期のノンアスベストスレート屋根は、塗装をしても塗料が定着しづらく、塗膜がすぐにはがれてしまうというトラブルが多発しました。
この時期の屋根材には耐久性に問題があり、「塗装しても意味がない」「むしろ余計に悪化する」といったイメージが広まったのです。
しかし、これはあくまで一部の古いスレート屋根に限った話です。
現在のスレート屋根や金属屋根など、多くの屋根材は適切な塗装を行うことでしっかりと効果が得られます。
屋根塗装で得られる効果
屋根塗装には、見た目をきれいに保つだけでなく、建物そのものを守るための大切な役割があります。
✅ 防水性の向上
塗膜によって雨水の侵入を防ぐことで、雨漏りのリスクを軽減します。
✅ 断熱・遮熱効果
塗料の種類によっては、夏の暑さを軽減し、室内の温度上昇を抑えることも可能です。
✅ 紫外線や風雨による劣化を防ぐ
紫外線や風、雨によって屋根材が劣化するのを防ぎ、寿命を延ばします。
✅ 美観を保つ
色あせや汚れをカバーし、見た目の印象もアップ!外観のリフレッシュにも最適です。
屋根塗装が不要なケースとは?
屋根の種類や状態によっては、塗装が不要なケースもあります。
以下のような場合は、無理に塗装しない方が良かったり屋根塗装工事だけでは劣化が改善できない場合がございます◎
① 粘土瓦の屋根
和瓦とも呼ばれる粘土瓦は、釉薬や炭素膜によって表面が保護されているため、塗装の必要がありません。
むしろ塗装してしまうと、塗膜がはがれて逆に見た目が悪くなったり、不具合の原因になることも。
② 屋根の劣化が進行しすぎている
ひび割れ、雨漏り、防水シートの破れなど、屋根材だけでなく下地まで傷んでいる場合は塗装ではカバーしきれません。
このような状態では、「カバー工法」や「屋根の葺き替え工事」といった、より根本的な修繕が必要です。
③ 築年数が浅い新築やリフォーム後の屋根
屋根塗装は、一般的に築10年程度が目安です。
新築直後や、数年しか経っていない屋根は、すぐに塗装する必要はありません。
屋根塗装が効果的なケースとは?
では、どんな屋根には塗装が有効なのでしょうか?以下のようなケースでは、定期的な塗装が屋根を長持ちさせるカギになります。
① トタン屋根などの金属屋根
金属屋根は、表面のメッキが摩耗するとサビが発生しやすくなります。
塗装によって金属部分をしっかり保護し、サビの進行を食い止めることができます。
② スレート屋根の塗膜が劣化している
以下のような症状が出てきたら、塗装のサインです。
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色あせ
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コケやカビの発生
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チョーキング現象(手で触ると白い粉がつく)
これらは防水性が落ちてきている証拠。塗装によって防水機能を回復させることで、屋根の寿命を延ばすことが可能です。
屋根メンテナンスの費用相場
屋根の状態によって、選ぶ工法と費用は大きく異なります。
以下が一般的な目安です。
工法 | 費用相場 |
---|---|
屋根塗装 | 約15〜80万円 |
カバー工法 | 約60〜250万円 |
葺き替え工事 | 約70〜260万円 |
また、使用する塗料の種類によっても価格が変わります。
塗料の種類 | 耐用年数 | 価格帯 |
---|---|---|
ウレタン塗料 | 約8〜10年 | 比較的安価 |
シリコン塗料 | 約10〜15年 | 中程度 |
フッ素塗料 | 約15〜20年 | 高価だが高耐久 |
「長く安心して過ごしたい」「メンテナンスの回数を減らしたい」という方には、フッ素塗料などの高耐久タイプがおすすめです。
屋根メンテナンスのタイミングは?
屋根のメンテナンスは、「築10年目」が1つの目安ですが、次のようなサインが見られたら、専門業者に相談しましょう。
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色あせやツヤの消失
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コケや汚れの目立ち
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ひび割れ
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雨漏りの兆候
放置すると、劣化がどんどん進行し、結果的に高額な修繕工事が必要になることも。早めの対応が、コストの節約にもつながります。
業者選びのポイント
屋根塗装を依頼する際は、以下の点に注意して信頼できる業者を選びましょう。
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実績があるか(口コミ・施工事例などを確認)
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見積もりは複数社で比較する
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施工内容をしっかり説明してくれるか
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有資格者が在籍しているか
とくに屋根の工事は普段見えない部分なので、「信頼」と「説明力」がある業者を選ぶことが重要です。
まとめ:屋根塗装の“必要性”は屋根ごとに違う!
屋根塗装は、すべての屋根に必要というわけではありません。
逆に、不要だと思って放置してしまうと、屋根の寿命を縮めてしまうこともあります。
だからこそ、自宅の屋根材や状態に合わせて、本当に必要なメンテナンスを見極めることが大切なんです。
「うちの屋根は塗装が必要?それともまだ大丈夫?」そんなときは、まず専門業者による点検を受けてみましょう。
早めの判断と、適切なケアで、あなたのお家を長持ちさせましょう!