屋根の葺き替え工事はどんな工事❓
2025.05.22 (Thu) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『屋根の葺き替え工事はどんな工事❓』です。
屋根の劣化が気になり始めたとき、「そろそろ何か工事が必要かも?」と感じる方も多いですよね!!!
そんな中でよく耳にするのが「屋根葺き替え工事」ではないでしょうか。
でも、実際にどんな工事なのか、他の屋根工事とどう違うのか、よく分からないという方も多いはずです。
この記事では、屋根葺き替え工事とはどんな工事なのか、どんなときに必要になるのか、また他の屋根工事との違いなどを、分かりやすく解説していきます。
屋根のリフォームを検討中の方や、屋根の不具合が気になっている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
屋根葺き替え工事とは?
屋根葺き替え工事とは、古くなった屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材へと交換する工事のことを指します。
屋根材だけでなく、その下にある防水シートや野地板(下地)なども劣化している場合には、あわせて取り替えるのが一般的です。
つまり、屋根の“中身ごと丸ごとリフォーム”するような、規模の大きな工事といえるでしょう。
見た目の美しさを回復させるだけでなく、雨漏りの予防や断熱性能の向上など、住まいの寿命を大きく延ばすことができます。
屋根葺き替え工事の主な流れ
屋根葺き替え工事は、以下のような工程で進みます。
1. 既存の屋根材を撤去
まずは、古くなった屋根材をすべて剥がします。
これには、瓦やスレート、金属屋根などの種類に応じた慎重な作業が必要です。
2. 下地や防水シートの点検・交換
屋根材の下にある防水シートや下地の木材も確認し、劣化が見られる場合は新しいものに交換します。
防水シートは雨水の侵入を防ぐ大切な役割を果たしており、見えない部分だからこそ丁寧な作業が求められます。
3. 新しい屋根材を設置
最後に、新しい屋根材を取り付けます。屋根材の種類には、瓦、金属系、スレートなどさまざまなものがあり、住宅の構造や好みに応じて選ぶことができます。
どんなときに葺き替え工事が必要?
では、実際にどのような状態の屋根に対して、葺き替え工事が必要となるのでしょうか。
以下のようなケースが該当します。
◎ 屋根の劣化が進んでいる場合
屋根材にひび割れや欠け、めくれなどの劣化症状が見られると、雨漏りなどのトラブルが発生しやすくなります。
こうした状態を放置すると、室内まで被害が及ぶ可能性があり、早急な対応が必要です。
◎ 屋根材が古くて補修が効かない場合
屋根材の寿命は、一般的に20〜30年程度です。
それを超えてくると、表面の補修だけでは対応しきれず、根本的な交換=葺き替え工事が求められるようになります。
◎ 断熱・遮熱性能を高めたいとき
古い屋根材を使用している場合、夏の暑さや冬の寒さを感じやすい家になっていることがあります。
新しい屋根材には、断熱性・遮熱性に優れたものも多いため、快適な住まいにしたいという目的でも葺き替え工事は有効です。
他の屋根工事との違いは?
屋根のメンテナンス方法には、葺き替え工事以外にもいくつかの種類があります。
それぞれの工事の特徴を理解しておくことで、状況に応じた最適な選択ができます。
1. 部分補修(屋根修理)
一部の瓦やスレートが割れた、ズレたといった軽微な損傷であれば、部分補修で対応可能です。
雨樋のずれや簡単な雨漏りも、範囲が狭ければ補修で済むことが多いです。
ただし、屋根全体の劣化が進んでいる場合には、一時しのぎにしかならず、後に葺き替え工事が必要になるケースも少なくありません。
2. 屋根塗装工事
屋根塗装は、屋根材を交換せずに塗料で表面を保護する工事です。
紫外線や雨風から屋根材を守ることで、寿命を延ばす効果があります。
塗装工事は屋根材が比較的良好な状態であれば有効ですが、屋根材自体の寿命がきている場合には、塗装だけでは十分な効果を得ることができません。
3. 屋根カバー工事(重ね葺き)
既存の屋根材を撤去せず、その上に新しい屋根材をかぶせる方法です。
撤去作業が不要なため、コストや工期を抑えることができます。
ただし、既存屋根の状態が良好であることが前提で、下地が傷んでいる場合や、屋根が重くなりすぎると建物への負担が大きくなるため、すべての家に適しているわけではありません。
葺き替え工事のメリットと注意点
屋根葺き替え工事には、以下のようなメリットがあります。
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雨漏りの根本解決ができる
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屋根材を新しくすることで耐久性が向上
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最新の屋根材で遮熱・断熱性がアップ
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外観が一新される
一方で、費用が比較的高額になり、工期も長くなるため、事前にしっかりと計画を立てることが重要です。
信頼できる業者に点検や見積もりを依頼し、適切なタイミングで工事を進めることが、住まいの寿命を延ばすポイントです。
まとめ:屋根の健康診断を定期的に
屋根は普段なかなか目にしない場所ですが、住まいを風雨から守るとても大切な役割を担っています。
気づかないうちに劣化が進んでいることもあるため、定期的な点検を受け、必要に応じて補修や葺き替え工事を検討しましょう。
「屋根葺き替え工事ってどんな工事?」という疑問の答えとして、一言でいえば「家全体の安全と快適さを守るための、もっとも根本的な屋根リフォーム」です。
長く安心して暮らすために、屋根の状態を把握し、最適なメンテナンス方法を選ぶことが大切です。