屋根の釘抜け・浮きが引き起こす意外なトラブルとは？

練馬区にお住まいの皆様こんにちは！

練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ 　ブログ更新担当です。

今回は『屋根の釘抜け・浮きが引き起こす意外なトラブルとは？』です。

見逃されがちな「釘抜け・釘浮き」について、どんな影響があるのか、そしてその対策についてお話しします。

屋根のトラブルというと、どうしても「雨漏り」や「色あせ」など目に見える症状に意識がいきがちですが、実はその根本にあるのが、屋根材を固定している釘の緩みや抜けであることも少なくありません。

特に「屋根塗装工事」を行う際には、このような釘の状態もセットでチェックしておくことがとても重要なんです。

屋根の釘ってどこのこと？

まず、「屋根の釘」ってどの部分を指しているのかをご説明しますね。

屋根の釘とは、主に以下のような部分で使われているものです：

• 棟板金（むねばんきん）

• ケラバ（屋根の端の部分）

• 瓦やスレートなどの屋根材

これらをしっかり固定するために釘が打たれており、屋根全体の構造を支えている大切な部品です。

ただし、この釘が緩んだり、浮いたりしてくると、そこから雨水が入り込んで雨漏りの原因になることも・・・。

屋根塗装工事を考えているなら、見た目の塗装だけでなく、こうした構造の健全性にも注目しておくことが大切です。

釘が抜けたり浮いたりする原因って？

では、なぜ屋根の釘は抜けたり浮いたりしてしまうのでしょうか？主な原因を２つご紹介します。

① 寒暖差による木材の伸縮

屋根の棟板金を固定している下地には、「貫板（ぬきいた）」という木材が使われていることが多いです。

この木材は気温の影響を受けやすく、日々の寒暖差によって膨張・収縮を繰り返します。

この動きが、釘を徐々に緩ませ、少しずつ釘が浮いてくる原因になるんです。

② 台風や地震などの外的衝撃

屋根の最上部にある棟板金は、風や揺れの影響を最も+受けやすい場所です。

特に台風シーズンや地震の後は、強風や振動によって釘が浮きやすくなります。

知らないうちにグラグラになっていた、、、💦というケースも少なくありません。

屋根塗装工事のタイミングでこうした緩みを発見できれば、早めの修理で大きな被害を防ぐことができます。

放置すると怖い！釘抜け・浮きによる4つの影響

「ちょっとぐらい釘が浮いてても大丈夫でしょ？」と侮ってしまうのは要注意です。

屋根の釘浮きや抜けを放っておくと、次のようなトラブルにつながる可能性があります。

1. 下地材（貫板）の腐食

釘が浮いていると、そこから雨水が浸入してしまいます。

すると、下地の貫板が徐々に湿気を含んで腐食し、雨漏りの原因となるのです。

屋根塗装工事では塗膜の保護だけでなく、こうした内部の傷みも見逃さないことが重要です。

2. 棟板金の変形・破損

固定力が弱まった棟板金は、強風のたびに動いてしまい、やがて変形したり破損したりします。

一部が浮いてバタバタと揺れていたり、見た目にも異常が出るようならすぐに点検が必要です。

3. 棟板金が落下するリスクも

最悪のケースでは、釘が完全に抜けてしまい、棟板金が屋根から落下してしまうこともあります。

飛んでいった棟板金が近隣の住宅や通行人に当たってしまうような事故につながる恐れもあり、非常に危険です。

4. 雨漏りによる室内への被害

そしてやはり見逃せないのが「雨漏り」。

一度雨水の侵入を許してしまうと、天井や壁紙のシミだけでなく、内部構造までじわじわと傷んでいきます。

気づいたときには複数箇所からの雨漏りになっていた…なんていうことも。

屋根塗装工事と合わせて点検しておけば、こうした重大トラブルの芽を早めに摘むことができます。

釘抜けや浮きのチェックはプロにおまかせ！

屋根は高所にあるため、自分で釘の状態をチェックするのは非常に危険です。

たとえ脚立があっても、屋根に登るのは事故のリスクが高いため、必ず専門業者に依頼しましょう。

特に、屋根塗装工事を検討中の方は絶好のチャンス！

塗装だけでなく、屋根全体の状態（釘、板金、下地の劣化など）をしっかり点検してもらうことで、見た目も構造も安心できる仕上がりになります。

まとめ｜屋根塗装工事で釘のチェックも忘れずに！

いかがでしたか？

普段は目につかない屋根の釘ですが、そこに潜むトラブルは意外と深刻です。

特に釘抜けや釘浮きを放っておくと、貫板の腐食や棟板金の落下、そして雨漏りといった問題へと発展してしまいます。

屋根塗装工事のタイミングは、こうした見えない劣化を見つける絶好の機会です。

お住まいを長持ちさせるためにも、塗装だけでなく「釘の状態」もぜひ意識してみてくださいね。