屋根塗装工事で2回塗りが必要な理由
2025.05.17 (Sat) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『屋根塗装工事で2回塗りが必要な理由』です。
屋根塗装工事は、建物の見た目をきれいに保つためだけではなく、屋根の保護や建物全体の寿命を延ばすためにも非常に大切な工事です。
屋根というのは、日々、雨風や紫外線、気温の変化などの厳しい自然環境にさらされています。
そのため、定期的な屋根塗装工事によるメンテナンスが必要不可欠です。
さて、そんな屋根塗装工事の工程の中でも、「下塗り」は非常に重要なステップとなります。
とくに、屋根の劣化が進んでいる場合には、下塗りを2回行うケースもあります。
今回は、なぜ屋根塗装工事で下塗りを2回行う必要があるのか、その理由をわかりやすく解説していきます。
目次
屋根塗装工事の基本的な流れ
まずは、屋根塗装工事の基本的な流れを押さえておきましょう。
一般的な屋根塗装工事は、以下の3つの工程から成り立っています。
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下塗り
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中塗り
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上塗り
この3回塗りが基本となる屋根塗装工事ですが、屋根の状態によっては「下塗りを2回塗る」=「4工程になる」ことがあります。これにはしっかりとした理由があるのです。
屋根塗装工事で下塗りを2回行う理由
劣化が進んだ屋根材は、表面が傷んでおり、塗料の吸い込みが激しくなります。
このような状態で通常の1回だけの下塗りを行っても、塗料が屋根にどんどん吸収されてしまい、十分な塗膜が形成されません。
つまり、1回目の下塗りは、塗料を吸い込ませるだけで終わってしまい、肝心の「接着力を高める下地」としての役割が不十分になってしまうのです。
そこで登場するのが「2回目の下塗り」です。
1回目で吸い込まれた塗料の上に、もう一度下塗りを重ねることで、しっかりとした塗膜を形成し、屋根塗装工事における中塗り・上塗り塗料との密着性が格段に向上します。
下塗りの役割とは?
屋根塗装工事における「下塗り」には、大きく3つの重要な役割があります。
①中塗り・上塗りの密着性を高める
下塗り材には、屋根材と塗料をしっかり結びつける“接着剤”のような働きがあります。
これが不十分だと、いくら良い塗料を使ってもすぐに剥がれてしまいます。
②劣化した屋根材を強化する
下塗りには、屋根材の表面を固める効果があります。
表面の劣化がひどい場合でも、下塗りをしっかり行うことで、塗装面を整えることができます。
③塗料の吸い込みを抑える
特にスレートやセメント系の屋根材は、劣化が進むとスポンジのように塗料を吸い込んでしまいます。
これを防ぐために、下塗りを重ねて吸い込みを抑えるのです。
屋根塗装工事における下塗りの現場
実際の屋根塗装工事では、屋根の状態に応じて柔軟に対応しています。
たとえば、ひび割れや表面の傷みが目立つ場合、弊社では以下の4工程で施工を行っています。
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下塗り1回目
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下塗り2回目
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中塗り
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上塗り
このように、屋根の状態をしっかり確認し、必要に応じて下塗りを2回行うことで、仕上がりの美しさだけでなく、塗料の耐久性・防水性も長持ちさせることができます。
また、下塗りの効果を十分に発揮するためには、「乾燥時間」も非常に重要です。
塗ってすぐに次の工程に移るのではなく、しっかりと乾燥させてから中塗り・上塗りを行うことで、塗膜の剥がれを防ぐことができます。
下塗りが1回だけだとどうなる?
では、下塗りが1回しか行われなかった場合、どのようなリスクがあるのでしょうか?
・中塗りや上塗りの塗料が屋根材に吸い込まれてしまい、色ムラが出る
・塗膜が十分な厚みを持たず、紫外線や雨に対して弱くなる
・塗料が早期に剥がれてしまい、塗り直しが必要になる
このような不具合が起きると、せっかくの屋根塗装工事の意味が半減してしまいます。
長持ちする屋根塗装工事を目指すなら、下塗りの回数にも注目することが大切です。
もちろん屋根の劣化がひどくない場合は、下塗り1回のみで密着度が高まっている場合もございます。
こちらは現調時、または実際に塗装してみないと分からない時もありますのできちんと確認してみましょう!!!
まとめ:屋根塗装工事の質は「下塗り2回」で決まる!
今回は、屋根塗装工事において下塗りを2回行う理由についてご紹介しました。
下塗りを2回行うことは、ただの手間や費用の問題ではなく、屋根塗装工事の仕上がりや耐久性に直結する非常に重要なポイントです。
屋根の劣化具合に応じて、適切な施工方法を選ぶことが、屋根塗装工事の成功に繋がります。
屋根塗装工事をお考えの方は、ぜひ「下塗りの回数」にも注目してみてくださいね。
大切な住まいをしっかり守るために、信頼できる業者と一緒に、質の高い屋根塗装工事を実現しましょう。