貫板ってなに？放置していると雨漏りが起きてしまうかも！！！！

練馬区にお住まいの皆様こんにちは！

練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ 　ブログ更新担当です。

今回は『貫板ってなに？放置していると雨漏りが起きてしまうかも！！！！』です。

今回は、屋根の中でも見えない部分にある大切な部材「貫板（ぬきいた）」について、詳しくお話ししたいと思います。

「貫板ってなに？」「聞いたこともない！」という方も多いかもしれません。

でも実は、屋根の安心・安全にとって、貫板はとても重要な役割を果たしているんです。

この記事では、

• 貫板の役割とは？

• 劣化の原因や放置したときのリスク

• どんなメンテナンスが必要なのか？

ということを、できるだけわかりやすくご紹介していきます。

屋根のトラブルを未然に防ぐためにも、ぜひ最後まで読んでみてください！

貫板（ぬきいた）ってどんなもの？

まずは「貫板（ぬきいた）」について簡単に説明しましょう。

貫板とは、スレート屋根の一番上にある“棟板金（むねばんきん）”を固定するための下地材のことです。

棟板金というのは、屋根の頂上部分をカバーしている金属のカバーのようなもの。

これをしっかり支えているのが、実は貫板なんです。

棟板金の中にある貫板に釘やビスを打ち込むことで、板金がしっかり屋根に固定されます。

つまり、貫板がなければ棟板金もグラグラになってしまうということ。

昔は木材がよく使われていましたが、最近では腐りにくい樹脂製の貫板が主流になりつつあります。

特にこれらは耐久性が高く、メンテナンスの頻度を減らせるのが魅力ですね。

貫板が劣化する原因とは？

貫板は棟板金の中に隠れているため、普段の生活で劣化を確認することはできません。

では、どうしてそんな見えないところが劣化するのでしょうか？

実は、棟板金のつなぎ目や釘穴、浮き上がりなどのわずかなすき間から雨水が入り込むのが原因です。

特に木材の貫板は水に弱く、濡れたまま放置されると腐ってしまいます。

そうなると、釘やビスがしっかり打ち込めなくなり、棟板金自体が浮いてくることも。

さらに台風や強風のときには、棟板金が風にあおられて飛んでしまうなんてことも珍しくありません。

実際、小平市などでも台風のあとに棟板金が飛んでしまったという被害が報告されています。

劣化を放置するとどうなる？雨漏りの危険も・・・

「ちょっとくらいなら大丈夫かな」と思って貫板の劣化を放っておくと、雨漏りの原因になってしまいます。

棟板金が浮くと、当然ながら雨水が屋根の内部に入り込みやすくなります。

屋根の中にはルーフィング（防水シート）が敷かれていますが、これも長時間水にさらされることで劣化が進んでしまいます。

そうなると、やがて天井からポタポタと水が落ちてくるような、本格的な雨漏りに繋がる事も・・・。

家の内部までダメージを受けてしまうと、修理費用も大きく膨らんでしまいます。

建物内部にダメージもわたしたちの目に届かないところで、劣化が起きているために気づくことがなかなかできません。

私達の目に入る時には、すでに外壁の劣化がひどくなっていることが多々ありますので、事前に雨漏りを防ぐことがとても大事であると思われます。

貫板はどうやって直すの？貫板のメンテナンス方法

では、もし貫板が劣化していたら、どうすればいいのでしょうか？

基本的には棟板金を一度外して、劣化した貫板を新しいものに交換します。

このとき、棟板金も傷んでいれば一緒に交換するのがおすすめです。

また、新しい貫板を選ぶなら、

• 樹脂製の貫板（木材よりも腐りにくい）

• ステンレス製のビス（サビにくく、ゆるみにくい）

この組み合わせが特におすすめです。

木材の貫板より価格は少し高めになりますが、耐久性が圧倒的に高いので、結果的に長持ちしてメンテナンスの手間も減らせます。

貫板の寿命は？どのくらいで交換すればいいの？

一般的に、貫板の寿命は10年〜20年程度といわれています。

しかしこれはあくまで目安で、屋根の状態や地域の気候によっても差があります。

例えば、雨が多い地域や台風が頻繁に来る場所では、もっと早く劣化が進むこともあります。

見えない部分だからこそ、定期的に専門業者による点検を受けることが大切です。

「屋根のメンテナンスなんて何年もしてないな…」という方は、ぜひ一度プロに見てもらいましょう！

まとめ｜貫板は屋根の大切な“縁の下の力持ち”

今回のまとめです！

• 貫板は棟板金をしっかり固定するための下地材

• 雨水の侵入や経年劣化で腐食することがある

• 劣化を放置すると、棟板金が浮いて雨漏りや飛散のリスクが高まる

• メンテナンス時には、樹脂製の貫板＋ステンレスビスがおすすめ

• 寿命は10～20年、定期的な点検が重要！

貫板は目に見えない場所にあるため、普段は気にすることがないかもしれません。

でも、屋根の健康を守るためには欠かせない「縁の下の力持ち」なんです。

「うちは大丈夫かな？」と少しでも気になった方は、専門の屋根業者に相談してみると安心ですよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！