太陽光パネルがある屋根の塗装、注意すべきポイントとは?
2025.05.10 (Sat) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『太陽光パネルがある屋根の塗装、注意すべきポイントとは?』です。
最近は、電気代の節約や環境意識の高まりから、太陽光パネルを設置するご家庭が増えてきましたよね。
屋根の有効活用としても人気です。
でも、実は太陽光パネルがあることで、屋根塗装のときに注意すべき点が増えるのをご存じですか?
知らずに塗装工事を始めてしまうと、パネルの保証が無効になったり、感電リスクがあったりとトラブルの元になることも💦
今回は、そんなトラブルを防ぐために、太陽光パネル付き屋根の塗装を安全かつスムーズに行う方法を詳しくご紹介します。
目次
まずは事前の確認がカギ!塗装前にやるべき準備
太陽光パネルが載っている屋根を塗装する場合、まず確認しておきたいのが次の2点です。
✅ パネルの保証内容をチェック!
意外と見落とされがちなのが、太陽光パネルのメーカー保証です。
メーカーによっては、パネルの取り扱い方法に細かいルールがあり、「屋根塗装を行ったことで保証が無効になる」ケースもあるんです⚠
とくに、施工中にパネルを外す場合や、塗料がかかった場合などは注意が必要。
塗装業者だけでなく、太陽光パネルを設置した業者にも確認を取っておきましょう。
✅ パネルの固定方法を確認
太陽光パネルがどのように屋根に取り付けられているかによって、塗装のしやすさが大きく変わります。
たとえば「金具でしっかり固定されていて外せない」場合、パネル下の屋根は塗装しづらく、劣化が早まることも。
この段階で、「パネルを外して塗装するのか」「そのままで塗装するのか」を決めることが大切です。
太陽光パネルは外す?外さない?それぞれのメリットと注意点
▶ パネルを取り外して塗装する方法(おすすめ)
最も理想的なのは、太陽光パネルを一時的に取り外してから屋根を塗装する方法です。
-
屋根全体を均一に塗装できる
-
パネルの下の劣化も予防できる
-
長期的に見てメンテナンス効果が高い
ただし、取り外しには追加費用(10〜30万円ほど)がかかるのがデメリット。
また、パネルを設置した業者との日程調整も必要になるので、事前の計画がとても重要です。
▶ パネルを残したまま塗装する方法
「費用やスケジュールの都合でパネルを外せない」というケースもありますよね。
そんなときは、届く範囲だけを塗装する方法もあります。
ただし、以下のような注意点があります。
-
パネルの下部分は塗装できない
-
塗装できなかった箇所は劣化が進みやすい
-
次回のメンテナンス時に注意が必要
この場合でも、塗装業者が劣化状況を丁寧に確認しながら対応することが大切です。
太陽光パネル付き屋根の塗装の流れ
パネル付きの屋根は、通常の塗装より慎重な作業が求められます。
大まかな施工の流れはこちらです。
🔹 ① 高圧洗浄
まずはパネル周辺や屋根の汚れ・コケをしっかり除去します。
※パネルに直接水がかからないように、細心の注意が必要です。
🔹 ② 下地処理(補修・縁切り)
ひび割れやサビを修復し、塗料がしっかり定着するように下地を整えます。
パネルの下は「縁切り」作業が難しいため、タスペーサーという部材を使って対応することもあります。
🔹 ③ 下塗り(プライマー)
下塗りは、塗料を密着させるための大事な工程。
プライマーを均一に塗布して、仕上がりを良くします。
🔹 ④ 中塗り・上塗り
遮熱塗料や断熱塗料を使えば、屋根温度の上昇を抑えつつ、発電効率も維持できます。
ローラーや刷毛で、細かいところまで丁寧に塗装します。
🔹 ⑤ 仕上げ・確認
塗りムラがないか、塗料がパネルに付着していないかなど、最終チェックを行います。
施工時の注意点は?知っておきたいリスクと対策
⚠ 感電リスクに注意!
太陽光パネルは、晴れているときには発電中です。
この状態で屋根に触れると、感電の危険があります。
必ず電気の専門業者と連携して、安全確認を行ってから作業に入るようにしましょう。
⚠ パネルの隙間にゴミが溜まりやすい
施工中、塗料の飛び散りやゴミがパネルの隙間に入り込むリスクがあります。
これを防ぐために、しっかりと養生(カバーやシートで保護)を行うことが大切です。
⚠ 遮熱塗料の選び方に注意!
遮熱塗料を使うと屋根の温度が下がりますが、温度が下がりすぎると、パネルの発電効率が落ちるというケースも。
遮熱性と発電効率のバランスが取れた塗料選びが重要です。
【練馬区 屋根工事】
まとめ:太陽光パネル付き屋根は、専門知識が必要!
太陽光パネルがある屋根の塗装は、通常の屋根塗装に比べて手間も配慮も多く必要です。
施工方法によっては、将来的な劣化スピードやパネルの寿命にも影響を与えてしまいます。
理想的なのは、パネルを一時撤去してからしっかり塗装する方法ですが、費用や時間の都合で難しい場合もありますよね。
そんなときこそ、経験豊富で信頼できる塗装業者に相談することが大切です。
お住まいの寿命と、快適な暮らしを守るために、今できるベストなメンテナンスを選びましょう!