スレート屋根が割れる前に!
2025.04.17 (Thu) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさま美ルーフ ブログ更新担当です。
今回は『スレート屋根が割れる前に!』です。
今、日本の多くの住宅で使われている屋根材といえば「スレート屋根」です。
スレート屋根は軽くて地震にも強く、見た目もスマートで人気のある屋根材ですが、実は思わぬ弱点を抱えているのをご存じでしょうか?
それは、「割れやすい」という点です。
屋根は毎日、紫外線や風雨にさらされており、時間とともに劣化していきます。
特にスレート屋根はセメントを主成分としているため、防水性が低く、適切な対策を取らないとすぐにひび割れてしまうのです。
この記事では、大切なお住まいの屋根を守るために、スレート屋根の割れを防ぐ方法や、屋根の寿命を延ばすためのメンテナンスについてわかりやすくご紹介していきます。
ご自宅の屋根に不安を感じている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
スレート屋根の割れを防ぐには「塗装メンテナンス」が基本!
屋根の寿命を守るために、最も大切なのが「定期的な塗装メンテナンス」です。
屋根の中でもスレート屋根は特に、塗装での保護が欠かせません。
というのも、スレート屋根は防水性がないため、塗膜によって雨や湿気から守らなければならないのです。
屋根のメンテナンスの基本的な流れ
スレート屋根のメンテナンスは、以下のような工程で行われます。
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高圧洗浄で屋根の汚れを落とす
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ひび割れや劣化箇所を補修する
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塗料を下塗り・中塗り・上塗りの3回塗る
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「縁切り」と呼ばれる仕上げ作業を行う
この中でも「縁切り」という作業は非常に重要です。
これは、塗料でくっついてしまったスレート屋根の隙間をカッターなどで切り離し、屋根の通気性と排水性を保つために行います。
これを怠ると、屋根材の間に水がたまりやすくなり、内部で劣化が進んでしまうことがあります。
使用する塗料には、一般的に「シリコン系塗料」が用いられ、塗り替えの目安はおよそ10年に1度とされています。
もっと屋根を長持ちさせる!おすすめの塗料や工法とは?
「10年ごとに塗装するのはちょっと手間かも…」という方には、より高耐久の塗料を選ぶという選択肢もあります。
たとえば、フッ素系塗料や遮熱塗料などは耐久性が非常に高く、15年~20年ほど効果が持続します。
価格はシリコン系に比べてやや高くなりますが、メンテナンス回数を減らせるので、長い目で見るとコストパフォーマンスは良好です。
また、屋根の劣化が進みすぎてしまった場合には、「カバー工法」という屋根のリフォーム方法もあります。
これは、既存のスレート屋根の上から新たに金属屋根などを重ね張りし、二重構造にする方法です。屋根全体の補強にもなり、見た目も新築のように美しく仕上がります。
ただし、屋根の下地まで傷んでいる場合にはカバー工法が適用できないこともあるため、事前の調査が必要です。
踏み割れを防ぐ!屋根の構造そのものを強くする工夫も
スレート屋根に起こりがちなトラブルのひとつが「踏み割れ」です。
これは、屋根に人が乗ったときに圧力がかかり、スレート材にひびが入ってしまう現象です。特に屋根点検やアンテナ工事の際に発生しやすく、最初は小さなひびでも、時間の経過とともに割れが広がる危険があります。
これを防ぐには、屋根材そのものだけでなく、「屋根の下地(躯体)」をしっかり補強しておくことが大切です。屋根の下地が強ければ、スレート屋根にかかる負荷も軽減され、結果的にひび割れしにくくなります。
屋根の下に使われている「野地板」や「垂木」の状態も、屋根の寿命を大きく左右します。
屋根の全面補修をする場合には、これらの部分の補強も一緒に考えておきたいですね。
部分補修はしっかりと見積りを見て判断しないと、かえって次の補修の際に金額がたかくなる原因となりますのでしっかりと説明を聞き、工事内容を聞く事がとても大事になります。
まとめ:屋根の健康は住まいの健康!
屋根は、私たちの暮らしを雨風や紫外線から守ってくれる大切な存在です。特にスレート屋根は軽くて使いやすい一方で、割れやすく劣化が進みやすいという性質があります。
だからこそ、屋根の塗装メンテナンスを定期的に行い、必要に応じて屋根の補強やカバー工法などの対策を検討することが大切です。
屋根の点検は10年に一度を目安に、専門業者に相談してみると良いでしょう。
ご自宅の屋根がいつまでも丈夫で安心して過ごせるように、日ごろから屋根に目を向けてみてくださいね。