木造住宅での雨漏りにしている場合の原因
2025.04.10 (Thu) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさまルーフ ブログ更新担当です。
今回は『木造住宅での雨漏りにしている場合の原因』です。
ある日ふと天井を見上げたら、ポタポタと雨漏りが・・・
「えっ?うち、木造住宅だけどどうして?屋根の修理はしたはずなのに・・・」
こんな経験をされた方、もしくは今まさに困っている方も多いのではないでしょうか。
実は、雨漏りの原因は“屋根”だけではありません。
木造住宅ならではの構造の影響や、年月による劣化、意外な場所のトラブルが関係していることも多いんです。
今回は、木造住宅における雨漏りの主な原因と、その対策についてわかりやすくお伝えします!
目次
雨漏りの原因その1:屋根材の劣化
やはり最も多いのは「屋根」のトラブル。
屋根材が長年の紫外線や雨風にさらされることで劣化し、ひび割れたり欠けたりすると、そこから雨水が浸入してきます。
屋根の下には“防水シート”があり、ひとまずは水の侵入を食い止めてくれますが、屋根材の劣化が進むとこのシートも傷んでしまいます。
特に注意したいのは、スレートやセメント瓦などの「水を吸いやすい屋根材」。
しみ込んだ水がじわじわと家の内部に入り込み、気づいた頃には広範囲に被害が広がっている・・・💦😓なんてことも。
ポイント
屋根材は10~15年ほどで点検やメンテナンスが必要になります。
見た目に変化がなくても、内部で劣化が進んでいることもありますので、定期的な点検を心がけましょう。
雨漏りの原因その2:サッシまわりの不具合
意外に見落とされがちなのが「窓サッシ」。
実はここからも雨漏りするケースがあります。
経年劣化によりサッシ周りの隙間が広がったり、コーキング(防水のためのゴムのような素材)が劣化したりすると、雨が窓から室内に入り込むことがあります。
特に横殴りの雨の日には、普段問題ないサッシでも雨水が侵入することも・・・
また、新築であっても施工不良が原因で雨漏りが起こるケースもあります。
ポイント
コーキングの寿命は5~10年ほど。ひび割れや剥がれが見えたら早めの打ち替えを検討しましょう。
気になるときは工務店やハウスメーカーに相談するのがベストです。
雨漏りの原因その3:ひび割れや劣化
雨漏り=屋根というイメージが強いですが、実は「外壁」からも雨水は侵入します。
特にモルタル外壁は年数が経つとひび割れが起こりやすく、そこから水が染み込んでしまいます。
また、タイル張りの外壁も油断は禁物。タイルの剥がれや目地の隙間が雨水の通り道になってしまいます。
さらに、外壁と外壁のつなぎ目にもコーキングが使われていますが、ここが劣化すると雨漏りリスクが一気に高まります。
ポイント
外壁塗装やコーキングの打ち替えは10年に一度が目安。
外壁に小さなひびを見つけたら、早めの点検を依頼してみましょう。
雨漏りの原因その4:ベランダの排水溝の詰まり
もし「ベランダの近くが雨漏りしてる…」という場合は、排水溝の詰まりを疑ってみてください。
ベランダの排水口に落ち葉やホコリ、虫の死骸などがたまると、雨水の流れ道がふさがれてしまい、溜まった水が室内に逆流するケースがあります。
ポイント
月に一度はベランダの排水溝をチェック。
特に秋や台風のあとなどは詰まりやすいので、こまめな掃除が雨漏り防止につながります。
自分でできる応急処置の方法
突然の雨漏り。「すぐに業者を呼べない!」というときは、以下の応急処置を試してみましょう。
● ブルーシートで屋根をカバー
屋根からの雨漏りには、ブルーシートをかぶせて水の侵入を防ぎます。
重しには土嚢を使うと安心です。風が強い日でも飛ばされにくくなりますよ。
● 防水テープを貼る
雨水が入り込む場所がわかっていれば、防水テープで隙間をふさぐのも有効。
貼る前に油分や汚れをしっかり拭き取るのがコツです。
● バケツで雨水を受け止める
定番の方法ですが、意外と効果的。
下にタオルやビニールを敷いて床が濡れるのを防ぎましょう。
ただし、これらの応急処置は“あくまでも一時的な対策”です。
本格的な修理は早めに専門業者に依頼しましょう。
業者に頼む場合の流れと調査方法
業者に修理をお願いする場合、以下のような流れで進んでいきます。
①問い合わせ・相談
まずは業者に連絡し、点検の予約を取ります。
②調査方法
様々な調査方法で雨漏りの原因箇所を調べることが大事です。
この調査方法も主に3つあります。
雨漏り調査方法にもそれぞれの特徴があります。
主な調査方法と費用目安
調査方法 | 内容 | 費用目安 |
---|---|---|
目視調査 | 雨漏り箇所を目で確認。多くの業者が無料対応。 | 無料~約3万円 |
散水調査 | 水をかけて雨漏り再現。原因特定に有効。 | 約3~18万円 |
発光液調査 | 発光塗料を使って浸入経路を確認。紫外線で光る。 | 約10~25万円 |
赤外線サーモグラフィー | 赤外線カメラで内部の水分を検出。進行した雨漏りに効果的。 | 要確認(業者により異なる) |
雨漏りは放置しないで!
「ちょっとくらいなら…」「面倒だから今度にしよう」と、雨漏りを放っておくと、家の柱や壁が腐食し、シロアリやカビの原因にもなります。
また、放置した期間が長いほど修理費用も高くなってしまいます。
雨漏りの症状が見えたら早めの対策が、家とお財布を守る大事なポイントです!