屋根塗装工事は意味ないの!?必要ないといわれる理由と解説
2025.04.08 (Tue) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさま美ルーフ ブログ更新担当です。
今回は『屋根塗装工事は意味ないの!?必要ないといわれる理由と解説』です。
屋根工事をインターネットで調べてみると、『屋根塗装工事は必要ない!!!』と言う文章を目にしたことはありませんか?
この用な文章をよんでしまうと、屋根のメンテナンスは必要ないと勘違いしてしまう方が少なくありません。
今回はこの屋根塗装工事は必要ないのか、屋根のメンテナンスについてお話させていただきます。
目次
屋根塗装が不要と言われる理由
「スレート屋根には塗装が不要」と聞いたことがあるかもしれません。
これは、1996年~2008年に製造された初期のノンアスベストスレート屋根に、耐久性の問題があったためと言われていります。
この時期に作られた屋根材は、塗装をしても十分な効果が得られず、かえってトラブルを引き起こすことがありました。
しかし、それ以外のスレート屋根や金属屋根などは、適切な塗装メンテナンスを行うことで、耐久性を向上させることができます。
また、「塗装をしなくても屋根の機能には影響がない」と思われがちですが、実際には塗装によって次のような効果が期待できます。
①屋根の防水性を向上させる
②断熱効果を保つ
③紫外線や雨風による劣化を防ぐ
④美観を維持する
適切な塗装メンテナンスを行えば、屋根の寿命を延ばすことができます。
屋根塗装が不要なケースと効果的なケース
屋根塗装が不要なケース
屋根塗装が不要な場合として、以下のケースが挙げられます。
① 屋根材が粘土瓦の場合
粘土瓦は高温で焼かれた瓦であり、表面に釉薬(ゆうやく)や炭素被膜が施されているため、塗装の必要がありません。
むしろ塗装すると、塗膜が剥がれてトラブルの原因になることもあります。
② 屋根の劣化が大きく進行している場合
屋根の劣化が進みすぎている場合は、塗装をしても根本的な解決にはなりません。
- ひび割れ
- 雨漏り
- 防水シートの劣化
これらの症状がある場合は、「カバー工法」や「葺き替え工事」を検討する必要があります。
③ 築年数が浅い場合
一般的に、屋根塗装は築10年が目安とされています。
新築やリフォーム直後の屋根であれば、すぐに塗装する必要はありません。
屋根塗装が効果的なケース
① 金属屋根(トタン)の場合
トタン屋根は、亜鉛メッキ鋼板でできています。
メッキが摩耗すると鋼板が露出し、サビが発生しやすくなります。
定期的な塗装によって、サビの進行を防ぐことができます。
② 屋根の塗膜が劣化している場合
スレート屋根は、表面の塗膜が劣化すると防水効果が低下します。
次のような症状が見られたら、塗装のタイミングです。
- 色あせ
- コケやカビの発生
- チョーキング(触ると白い粉がつく)
塗装をすることで、屋根の耐久性を維持することができます。
屋根メンテナンスの費用相場
屋根メンテナンスの費用は、工法によって異なります。
工法 | 費用相場 |
---|---|
屋根塗装 | 15〜80万円 |
カバー工法 | 60〜250万円 |
葺き替え工事 | 70〜260万円 |
塗装は比較的安価で済みますが、屋根の劣化が進んでいる場合はカバー工法や葺き替え工事が必要になることも。
また、塗料の種類によっても費用が異なります。
塗料の種類 | 耐用年数 | 施工単価 |
ウレタン塗料 | 8〜10年 | 安価 |
シリコン塗料 | 10〜15年 | 中程度 |
フッ素塗料 | 15〜20年 | 高価 |
長持ちさせたい場合は、フッ素塗料などの高耐久な塗料を選ぶのもおすすめです。
屋根のメンテナンスが必要な時期
屋根のメンテナンスは、築10年目が目安です。
特に、以下のようなサインが見られたら要注意です。
- 屋根の色あせ
- コケや汚れの発生
- ひび割れ
- 雨漏り
これらの症状が見られたら、屋根工事の専門業者に相談しましょう。
業者へ相談する際のポイント
屋根塗装を依頼する際には、次のポイントを押さえておくと安心です。
-
実績のある業者を選ぶ(口コミや施工事例をチェック)
-
見積もりを複数社で比較する
-
施工内容を詳しく説明してくれるか確認する
また、資格を持つ職人が在籍している業者を選ぶと、施工の質が高く安心です。
まとめ:屋根塗装の必要性をしっかり見極めよう!
屋根塗装は、屋根の種類や状態によって必要かどうかが変わります。
屋根塗装が不要なケースもありますが、定期的なメンテナンスを怠ると、屋根の寿命が短くなってしまうことも💦
まずは自宅の屋根の状態を確認し、適切なメンテナンス方法を選びましょう!