環境に優しい芝屋根・草屋根とは?
2025.03.31 (Mon) 更新
練馬区にお住まいの皆様こんにちは!
練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさま美ルーフ ブログ更新担当です。
今回は『環境に優しい芝屋根・草屋根とは?』です。
最近、エコな住宅の一環として「芝屋根」や「草屋根」が注目されています。
これは、屋根の上に芝や草を植えることで断熱性を高め、環境負荷を軽減する仕組みです。
今回は、芝屋根・草屋根の特徴やメリット・デメリット、施工時の注意点について詳しく解説します。
目次
芝屋根・草屋根とは?
芝屋根・草屋根とは、文字通り芝生や草を屋根に敷き詰めたものです。
北欧などの寒冷地で古くから利用されており、屋根を草原のようにすることで家の中の温度を快適に保ちます。
また、都市部では「屋上緑化」としても導入され、ヒートアイランド現象の緩和に役立つことが期待されています。
◎高い断熱効果
芝屋根は、夏の強い日差しを遮り、冬は屋内の暖かさを逃がしにくくします。
通常の屋根と比較して、真夏の日中の熱の侵入を約20分の1に軽減できると言われています。
そのため、冷暖房の効率が上がり、光熱費の節約につながります。
◎節電・環境への貢献
屋根の緑化による断熱効果により、冷暖房の使用頻度が減ります。
さらに、植物の光合成によってCO2を吸収し、都市の環境改善にも貢献します。
また、芝や土が雨水を一時的に吸収するため、都市型水害の防止にも役立ちます。
◎ほぼすべての屋根に対応可能
適切な勾配(約20°以内)であれば、切妻屋根、片流れ屋根などほとんどの屋根に施工可能です。
ただし、30°を超える急勾配の屋根では滑落防止措置が必要になります。
◎屋根がガーデンスペースに
平らな屋根であれば、芝生のほかに花壇や家庭菜園を作ることも可能です。
自然に囲まれたリラックス空間として活用できます。
◎景観が良くなる
屋根を緑化することで、外観がナチュラルでおしゃれになります。
夏には屋上で寝転がったり、星空を眺めたりといった楽しみ方も可能です。
芝屋根・草屋根のデメリット
✖手入れが必要
植物を育てるため、雑草の除去や水やりなどの手入れが必要です。
特に夏場は水やりをしないと乾燥して枯れてしまうことがあります。
✖設置・維持コストがかかる
芝生や草を植えるための施工費用や、維持管理のコストがかかります。
特に、乾燥しやすい地域では散水システムの導入が必要になる場合があります。
✖施工できる業者が限られる
日本では芝屋根の施工経験を持つ業者が少ないため、信頼できる施工会社を探す必要があります。
✖ 積雪地域では注意が必要
北海道や新潟などの雪が多い地域では、屋根に雪が積もると芝生の管理が難しくなります。
積雪対策をしっかり行うことが重要です。
芝屋根・草屋根の施工と助成金制度
芝屋根・草屋根の普及を促進するため、自治体によっては助成金や補助金制度が設けられています。
屋上緑化の助成を受けることで、施工費用の負担を軽減できる可能性があります。
助成金・補助金の主な対象
- 既存の建物の屋上や屋根を緑化する場合
- 新築時に屋根の緑化を計画している場合
申請の主な条件
- 施工面積が一定以上(例:3平方メートル以上)であること
- 工事の着工前に助成申請を行うこと
助成金の詳細は、練馬区の自治体のホームページなどで確認しましょう。
芝屋根・草屋根は環境にも家計にも優しい
芝屋根・草屋根は、断熱性の向上や節電、景観の向上など多くのメリットがあります。
一方で、定期的なメンテナンスや施工コストの課題もあるため、事前にしっかりと検討することが大切です。
自然と調和した暮らしを実現したい方は、芝屋根・草屋根を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか?