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屋根塗装でおこなう縁切りとは?

練馬区にお住まいの皆様こんにちは!

練馬区地域密着の屋根リフォーム工事・雨漏り工事・防災専門店おひさま美ルーフ ブログ更新担当です。

今回は『屋根塗装でおこなう縁切りとは?』です。

【練馬区 屋根工事】縁切りは屋根を守るための大事な作業!

屋根の塗装を考えている方や、屋根のメンテナンスについて調べている方の中には「縁切り(えんぎり)」という言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

縁切りと聞くと、人間関係を断つようなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、屋根工事における縁切りは全く異なる意味を持ちます。

今回は、縁切りとは何か、その必要性や方法、縁切りが必要な屋根と不要な屋根の違いについて詳しく解説していきます。

【練馬区 屋根工事縁切りってなに?

縁切りとは、屋根材の隙間を確保するための作業のことを指します。

屋根と聞くと、隙間なくピッタリと敷き詰められているイメージを持つ方が多いかもしれません。

しかし、実際には適度な隙間が必要なのです。

屋根材同士が重なっている部分を「小口(こぐち)」と呼びます。

この小口にはわずかな隙間があり、屋根の内部に侵入した雨水が適切に排水されるための逃げ道となります。

しかし、屋根塗装を行う際に塗料が厚く塗られると、この小口の隙間が埋まってしまうことがあります。

そうなると、雨水の排水がうまくいかず、屋根の内部に水が溜まり、雨漏りの原因になることも。

そこで、塗装後に革すきなどの工具を使って小口の隙間を再び作る作業が「縁切り」と呼ばれます。

【練馬区 屋根工事】縁切りが必要な屋根とは?

縁切りはすべての屋根に必要な作業ではありません。

以下の3つの要素を考慮し、必要かどうかを判断します。

1. 屋根材の種類

縁切りが必要なのは「スレート屋根」の場合のみです。

スレート屋根とは、セメントを薄い板状に成形した屋根材のことで、「コロニアル」「カラーベスト」とも呼ばれます。

スレート屋根は約5mmほどの厚みしかなく、屋根材同士の重なり部分の隙間が少ないため、塗装によって隙間が埋まりやすいのです。

縁切りが不要な屋根材

  • セメント瓦
  • モニエル瓦
  • トタン屋根

条件によって縁切りが必要な屋根材

  • ガルバリウム鋼板(縦吹きなら不要、横吹きなら必要な場合あり)

2. 屋根の勾配(こうばい)

勾配とは屋根の角度のことで、勾配が緩やかな場合は縁切りが必要です。

勾配がゆるいと雨水が流れにくく、隙間が塞がっていると内部に水が溜まりやすくなります。

反対に、勾配が急な屋根では雨水がスムーズに流れ落ちるため、わずかな隙間があれば十分に排水できることから、縁切りが不要となる場合が多いです。

3. 塗装方法

屋根の塗装方法によっても、縁切りの必要性が変わります。

ローラー塗装の場合

  • 塗料をローラーで押し込むため、小口の隙間が埋まりやすく、縁切りが必要です。

吹き付け塗装の場合

  • スプレー状の塗装方法のため、塗料が厚くなりすぎず、小口を塞ぐリスクが少ないため、縁切りが不要になることがあります。

【練馬区 屋根工事】縁切りをしないとどうなる?

もし縁切りを行わずに屋根塗装を終えてしまった場合、次のような問題が発生する可能性があります。

雨漏りのリスクが高まる

➡塗料によって隙間が塞がれると、屋根内部に侵入した雨水の排出ができなくなり、逆流してしまう可能性があります。

屋根材の腐食・劣化

➡屋根内部に水が溜まり続けると、カビやコケの発生、さらには屋根材自体が劣化してしまいます。

塗膜の剥がれやひび割れ

➡水分が逃げられないことで塗装の内部に水が溜まり、冬場に凍結と融解を繰り返すことで塗膜が剥がれたり、ひび割れを起こすことがあります。

【練馬区 屋根工事】縁切りの施工方法

縁切りには、手作業のものと、タスペーサーを挿入する方法があります。

1. 手作業で行う方法

塗装後に「革すき」や「カッター」などの工具を使い、1枚ずつ屋根材の小口を切り開いていく方法です。

時間と手間がかかるものの、確実に縁切りを行うことができます。

2. タスペーサーを使用する方法

近年では「タスペーサー」という専用の樹脂製スペーサーを使用することが増えています。

これは塗装前に屋根材の隙間に差し込むことで、塗料が乾いても隙間が確保されるため、後から手作業で縁切りをする必要がなくなります。

おひさま美装では主にこのタスペーサー挿入を使用して、縁切りを行っております!!!

 

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